「ちょっと一杯だけ飲みたい」「気軽に立ち寄れる場所があったらいいのに」――そんなふうに思ったこと、ありませんか？
居酒屋やバーもいいけれど、もっと安くて、もっと肩の力を抜いて楽しめる“飲み方”が、今ひそかに注目を集めています。
その名も“角打ち”。実はこの角打ち、今全国でじわじわブームを巻き起こし、若者や女性からも熱い支持を得ているんです！
『マツコの知らない世界』では、酒場ライター・塩見なゆさんが、昭和レトロと令和のセンスが融合した“ネオ角打ち”の魅力をたっぷり紹介。この記事では、そんな番組の見どころとともに、角打ちが今なぜ人気なのかを深掘りしていきます！
角打ちって何？知れば知るほど魅力的な昭和の立ち飲み文化
角打ち（かくうち）とは、酒屋さんで買ったお酒を店内の立ち飲みスペースでその場で楽しむこと、またはそのような酒屋さん自体を指します。語源には諸説あり、「酒屋の一角（かく）で飲む」ことから来ているという説や、「升の角に口をつけて飲む」ことに由来するという説が有力です。
角打ちの発祥は大正時代の北九州とされており、特に門司港が発祥の地と言われています。当時、港や工場で働く労働者たちが、仕事帰りに酒屋で量り売りされたお酒をその場で一杯引っかけるスタイルが始まりだったのです。
角打ちの魅力は何といってもその「安さ」！居酒屋の半額以下でお酒が楽しめるところも多く、例えば：
- ビール大瓶が400円前後
- 日本酒一合が200〜300円
- 焼酎も破格の安さ
しかも、地元の常連客との何気ない会話や、昭和の雰囲気漂う店内で味わう一杯は格別。普通の居酒屋では絶対に味わえない、タイムスリップしたような独特の雰囲気が角打ちの最大の魅力なのです。
ただし地方によって呼び方が異なり、関西では「立ち呑み」、東北では「もっきり」、鳥取・島根では「たちきゅう」と呼ばれることもあるそうです。全国的に見ると北九州エリアは「角打ちの聖地」と称されるほど多くの角打ちが残っており、特に創業100年を超える老舗も数多く存在します。
今女性にも大人気！「ネオ角打ち」が全国で急増中の理由とは
最近、従来の角打ちが進化した「ネオ角打ち」が全国的に急増しています。従来の角打ちが男性中心の渋い雰囲気だったのに対し、ネオ角打ちは女性や若者も気軽に楽しめる新たなスタイルとして注目を集めているのです。
ネオ角打ちの最大の特徴は、そのおしゃれな空間づくり。モダンなインテリアや洗練された照明など、デザイン性の高い内装が特徴で、SNS映えする要素も満載です。加えて、ドリンクメニューも従来の角打ちとは一線を画します。
- 地元の地酒やクラフトビール
- ナチュラルワインなどこだわりのお酒
- バリエーション豊かなドリンク
さらに、ネオ角打ちが女性や若者に人気の理由は、カジュアルで入りやすい雰囲気と、リーズナブルな価格設定にあります7。「お酒の知識を深めたい」という人にとっても、日本酒やワインの飲み比べができる貴重な場所となっているのです。
例えば台東区蔵前の『角打ちカフェフタバ』では、1,100円でビールを含む4杯飲めるセットが人気で、若い女性客も多く訪れるそうです。このようなコスパの良さと、気軽さが若い世代にも受け入れられている要因と言えるでしょう。
「マツコの知らない世界」では、このようなネオ角打ちの実態に迫り、従来の角打ちとの違いや楽しみ方を詳しく紹介します。
昭和にタイムスリップ！伝統的角打ちの魅力と楽しみ方
「マツコの知らない世界」では、ネオ角打ちだけでなく、昭和の雰囲気漂う伝統的な角打ちの魅力も紹介されます。これらの角打ちは、地域の常連客に愛される人情酒場として、長年その地域で親しまれてきました。
伝統的な角打ちの特徴は、何と言ってもその「渋さ」。築100年を超える古い建物をそのまま使っている店舗も多く、木造の古い店構えと薄暗い照明が織りなす独特の空間は、まるで昭和にタイムスリップしたかのような感覚を味わえます。
特に北九州エリアには、その佇まいのシブさにおいて他の追随を許さない角打ちが数多く残っています。例えば門司港の坂道にひっそりと営業している酒店や、黒崎駅近くの超イニシエ感溢れる店構えの角打ちなど、一見さんには少しハードルが高いかもしれませんが、一度足を踏み入れれば温かく迎えてくれます。
伝統的角打ちでのおすすめの楽しみ方は：
- 地元の常連さんとの会話を楽しむ
- 昔ながらのおつまみ（乾き物や缶詰）を頼む
- 店主おすすめの地酒や焼酎を試してみる
- 長居はせず、2〜3杯で次の店へ
番組では、塩見なゆさんが全国1万2000軒以上の酒場を飲み歩いた経験を元に、角打ちの楽しみ方や魅力を熱く語ります。マツコさんも初めて知る角打ちの世界に驚きの連続なのではないでしょうか。
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酒のデパート ヒトモト
「酒のデパート ヒトモト」は、神奈川県横須賀市にある明治22年（1889年）創業の老舗酒販店で、豊富な酒類の品揃えと立ち飲みカウンターが特徴のお店です。
『横須賀ブラジャー』がおすすめ！ブランデーのジンジャーエール割りです。
焼酎のパレード割り
🗣️ 利用者の声
ヒデヨシ商店
「ヒデヨシ商店」は、神奈川県横須賀市汐入町にある創業1952年（昭和27年）の老舗酒販店で、地元では「チューハイスタンド」として親しまれています。京急線・汐入駅から徒歩1分という好立地にあり、朝9時から営業しているため、朝飲みや昼飲みを楽しむ人々で賑わっています。
マツコさんもびっくり！
オリジナルのチューハイ：特に人気なのが、サンガリアの甘い清涼飲料水と焼酎を組み合わせたオリジナルチューハイ。クリームメロンソーダやパイナップルジュースで割ったものがあり、甘くて飲みやすいと評判です。
🗣️ 利用者の声
ダイヤスーパー 香取屋
「ダイヤスーパー香取屋」は、神奈川県横須賀市の京急本線・逸見駅から徒歩約3分の場所にある、ユニークなスタイルのスーパーマーケット兼立ち飲み処です。一見すると普通のスーパーですが、店内には「立ち呑み処 香取屋」という飲食スペースが併設されており、地元の方々や酒好きの間で親しまれています。
マツコさんの美味しいと絶賛！テールスープがおすすめ！！
🗣️ 利用者の声
飯田屋酒店
「飯田屋酒店」は、東京都品川区東大井にある昭和8年（1933年）創業の老舗酒販店です。京急本線・鮫洲駅から徒歩約2分の場所に位置し、店内奥には立ち飲みスペースが併設されています。このスペースでは、酒屋ならではの豊富な酒類と、手作りの料理をリーズナブルな価格で楽しむことができます。また、テレビ番組『吉田類の酒場放浪記』にも登場したことがあり、地元の方々や酒好きの間で親しまれています。
🗣️ 口コミ
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たなか酒店
「たなか屋酒店」は、兵庫県明石市の魚の棚商店街にある老舗の酒屋で、店内には立ち飲みスペース「立ち呑み処 たなか屋」が併設されています。この立ち飲み処は、酒屋の脇にある細い通路を進んだ先にあり、まるで隠れ家のような雰囲気が魅力です。店内はL字型のカウンターと樽テーブルが配置され、アットホームな空間で地元の方々や観光客に親しまれています。 料理がとても美味い！
🗣️ 口コミ
松川酒店
「松川酒店」は、京都市中京区の錦市場近くに位置する、昭和の風情を色濃く残す老舗の角打ち（立ち飲み）酒屋です。阪急「烏丸駅」から徒歩約3分とアクセスも良好で、地元の常連客から観光客まで幅広い層に親しまれています。
セルフサービスの立ち飲み：店内の冷蔵庫から好みの酒を自分で取り出し、ビールケースの上にアルミの盆を置いて立ち飲みを楽しむスタイルです。おつまみもセルフで取り、最後に空き瓶や缶の数で会計を行います。
🗣️ 口コミ
「刺身が新鮮で美味しく、リーズナブルな価格で満足度が高いです。」
「初めての訪問でも、常連さんが席を譲ってくれたり、システムを教えてくれたりと、温かい雰囲気が印象的でした。」
「冷蔵庫から自分で酒を取り出すスタイルが新鮮で、立ち飲み初心者でも楽しめました。」
ぷちまあと
「ぷちまあと」は、沖縄県宮古島市平良下里にある、昼は個人経営の売店、夜は立ち飲みスタイルの角打ちとして営業するユニークなお店です。地元の人々や観光客が集い、宮古島ならではの温かい雰囲気を楽しめるスポットとして知られています。
セルフサービスの角打ち：店内の冷蔵庫から好みの酒やおつまみを自分で取り出し、最後にまとめて会計するスタイルです。
泡盛のワシミルク、ブラックコーヒー割り！？
🗣️ 口コミ
「刺身が新鮮で美味しく、リーズナブルな価格で満足度が高いです。」
「初めての訪問でも、常連さんが席を譲ってくれたり、システムを教えてくれたりと、温かい雰囲気が印象的でした。」
「冷蔵庫から自分で酒を取り出すスタイルが新鮮で、立ち飲み初心者でも楽しめました。」
『角打ちの世界』北九州の聖地3選
藤高酒店
福岡県北九州市戸畑区元宮町にある「藤高酒店」は、創業から約100年を誇る老舗の角打ち（立ち飲み）居酒屋です。現在は3代目のご主人と明るく親しみやすい女将さんが切り盛りしており、地域の人々にとって「みんなの実家」のような存在として親しまれています。店内は昭和の雰囲気が漂い、初めて訪れる方でもどこか懐かしさを感じられる空間です。
日替わりのお惣菜が100円〜200円で、おでんが絶品！１個110円からです。
💬 口コミ
「豆腐の揚げたの」が到着しました。タコ、ピーマン、紅ショウガ、ネギを豆腐とミックスして油で揚げた、お姉様ご自慢の１品。これが、ウマっ！！マジで酒どろぼう！！
「常連客が多くて、ちょっと入るのに勇気がいりましたが、すぐに打ち解けて、お話することが出来ました。」
「創業大正初期の酒屋。北九州の角打ち(かくうち)が出来る店の一つ。明るい三代目女将が人気。女性一人でも比較的入りやすい。」
田中屋酒店
〒802-0002 福岡県北九州市小倉北区京町４丁目４−３６ ホームショップ田中屋
福岡県北九州市小倉北区京町にある「田中屋酒店」は、戦後すぐに営業許可を取得した老舗の角打ち（立ち飲み）酒屋です。小倉駅から徒歩約6分の場所に位置し、地元の人々に親しまれています。店内は昭和の雰囲気を残しつつ、ミニコンビニ風のレイアウトで、奥には8人掛けのテーブルと椅子があり、座って飲むことも可能です。
店内は、昭和にタイムスリップした感じで、会計は会計は自己申告
💬 口コミ
「酒屋の軒下の立ち飲み、角打ち。特に北九州には多い。ここ田中屋酒店は駅から歩いて10分ぐらいの京町にある酒屋。奥にテーブルとひっくり返りそうな椅子（笑）があり、勝手に冷蔵庫から出し飲む。真っ黒なおでんも。会計は自己申告制で、まったくのほったらかし感がたまらない酒屋だ」
「酒屋さんの角打ちですが、椅子もあって座って飲めます。小倉駅から京町方面へ歩いて5分くらいの酒屋さん『田中屋酒店』。酒屋さんの奥に8人掛けくらいのテーブルが1つ。酒屋さんの立ち飲み角打ちです」
「一見だけど呑んでいいですか？と聞くと、店主と共にどうぞ、どうぞという歓迎！でも、ソロ呑みなのでカウンター席に陣取ります。お店自体は老舗の酒屋形態の角打ちですが、みんな親切！緊張して呑むよりも、こんな酒屋に出会うと、次回も行きたくなりますよね！！」
魚住酒店
福岡県北九州市門司区清滝にある「魚住酒店」は、1945年創業の老舗角打ち（立ち飲み）酒屋です。JR門司港駅から徒歩約7分の住宅街の坂道途中に位置し、昭和の雰囲気を色濃く残す佇まいが特徴です。店内はL字型のカウンターがあり、10人ほどが入れる広さで、家庭用の冷蔵庫からセルフで飲み物を取り出すスタイルです。奥はご自宅の茶の間とつながっており、まるで親戚の家に遊びに来たような温かみのある空間です。
💬 口コミ
「門司港駅、南東側に徒歩5分ほどの住宅街路地にある魚住酒店さん。北九州に移転してきて70年になる老舗酒屋さんです。正直過去最高にレトロ感漂う雰囲気の角打ちです。店の奥は当然茶の間で、近所の友人が遊びに来たような感覚になります。」
「昭和からある角打ちができる酒屋さん。子供の頃、父親のお酒を買いに行ってました。今はNGでしょうけど。とても雰囲気ある店内、落ち着きます。」
「門司港駅から徒歩圏内にある立ち飲み屋さんです。帰りにちょろっと寄れる雰囲気のいい立ち飲み屋さんです。瓶ビールが370円。飲む量に比例して小鉢が出てきます。門司港駅方面で立ち飲み屋さんを探している方はこの店はお勧めできる店の一つだと思います。」
ここで日本酒の楽しみ方！！
お猪口の飲み口の大きい物と、小さい物ちがいが感じられますよ！
破格の安さだからこそ知っておきたい！角打ちの粋な作法とは
角打ちを楽しむ際には、知っておきたい「粋な作法」があります。番組でも紹介される予定ですが、ここではその基本をご紹介します。
まず大前提として、角打ちは酒類販売業であって、サービス業ではないということを理解しましょう。店が善意で行っているサービスであるという認識が重要です。そのうえで、角打ちでの基本的な作法は：
- 臆せず気軽に入る
- 初めての店でも遠慮せず入りましょう
- 挨拶はしっかりと、「こんにちは」や「お邪魔します」
- お酒は自分で手に取る
- 基本的にセルフサービス
- 冷蔵庫から自分で取り出すスタイルが一般的
- 会話を楽しむ
- 常連客や店主との会話を大切に
- ローカルな話題に耳を傾けるのも角打ちの醍醐味
- 長居は禁物、スマートに
- 2〜3杯飲んだら次の店へ移動するのが粋
- 混雑時は特に席の回転に協力を
角打ちはリーズナブルな価格で楽しめるからこそ、これらの作法を知っておくと、より深く角打ち文化を楽しむことができます。番組では塩見なゆさんが、角打ち初心者から上級者まで楽しめるコツや、知っておくと得する情報を紹介してくれるでしょう。
酒場案内人・塩見なゆさんってどんな人？全国1万2000軒を飲み歩いたプロの目線
今回の「マツコの知らない世界」に出演する塩見なゆさんは、自称「酒場案内人」。全国1万2000軒以上の酒場を飲み歩いてきた、まさに酒場のプロフェッショナルです。
塩見さんは「Syupo」として活動しており、角打ちを含めた様々な酒場の魅力を広く伝える活動をしています。特に角打ち文化については深い知識と愛情を持ち、「酒屋角打ちフェス」の実行委員長を務める関さんへのインタビュー記事も執筆しています。
塩見さんの視点で見る角打ちの魅力とは：
- 気軽にお酒に触れられる環境としての価値
- 店主の人柄が反映された個性的な空間の魅力
- 酒屋ならではの豊富な酒のラインナップ
- 地域の文化や人々の交流の場としての役割
番組では、塩見さんが全国各地で巡った角打ちの中から、特に印象的だった場所や、初心者にもおすすめの角打ち、女性一人でも入りやすいネオ角打ちなどが紹介される予定です。
また、北九州の角打ち文化や、角打ちならではのおつまみの魅力、そして角打ちの楽しみ方についても、プロの視点から語られるでしょう。
実名口コミグルメサービスNO.1【Retty】
まとめ：角打ちの世界にハマろう！
いかがでしたか？角打ちの魅力が少しでも伝わったでしょうか。昭和の雰囲気漂う伝統的な角打ちから、女性にも人気の新しいネオ角打ちまで、知れば知るほど奥深い角打ち文化。『マツコの知らない世界』』角打ちの世界では、さらに詳しく角打ちの魅力が紹介されます。
番組では、全国1万2000軒以上の酒場を飲み歩いた酒場ライター・塩見なゆさんが、角打ちの魅力を紹介してくれました。特に注目は：
- 女性も気軽に入りやすいネオ角打ちの実態
- 関東の聖地4選
- ご当地名店3選
- 北九州の角打ち名店3選
- 破格の安さだからこそ知っておきたい粋な作法
マツコさんもきっと唸るであろう角打ちの世界、あなたも番組を見て「行ってみたい！」と思う角打ちが見つかるかもしれません。
放送後は、実際に近所の角打ちを探してみるのも良いでしょう。全国に1万2000軒以上あるという角打ち、もしかしたらあなたの家の近くにも隠れた名店があるかも？この機会に、日本の酒文化の原点とも言える角打ちの世界に触れてみてはいかがでしょうか。
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